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スタッフブログ

グループホームみんなの家・与野鈴谷

2021年11月22日

身体拘束の研修

身体拘束の研修を行いました。

 

①ベッド上の四点柵拘束、ナースコールは効かない手側に設置

②車椅子テーブルで立ち上がり出来ず、手にはミトンをはめられた状態でトイレへ向かう

③失語症であり、トイレへ行きたいという訴えを持つ

と仮定して体験致しました。

 

認知症があり、身体的にも衰えてきている中で、身体拘束を行うことは不安や、尊厳を無視されている状態だと皆思いました。

研修を通して、入居者様の気持ちに寄り添う事が必要と再確認させて頂きました。

 

グループホームみんなの家・与野鈴谷 より

 

左半身麻痺があり、ベッドから降りないように四点柵を設置(画面では二点ですが、仮定して)。左半身の背中にはクッションが当てられています。これでは左側に寝返りできません。寝返り出来ないですから、ベッドより降りられないという設定です。

しかも、職員を呼ぶ大事な「ナースコール」が左側(麻痺があり押せない)に、しかも腰部付近ではなく大腿部周辺・・。これでは押せません。入居者代わりの職員でさえ、手を伸ばしてもナースコールが取れないでいます。
今度は車椅子体験です。居室より車椅子トイレへ向かいます。
右半身麻痺と仮定、車椅子テーブルとしてカゴを使用していますが、それがあると立ち上がれません。手には軍手ですが、「ミトン」としてはめています。軍手なので指は出ていますが、指が使えない状態として車椅子を使用して貰いました。
トイレの電気スイッチは押せましたが、体験した職員は「操作が難しかった」「不安を感じた」「(私達は入居者より若いので)操作出来たが、筋力も低下した高齢者や、急に体調不良になった高齢者だと順応するのが大変」などの意見が出ました。

今度は「失語症」の体験です。車椅子にて居室からホールへ出て来ました。

トイレへ行きたいという訴えを指差しで行い、職員はそれに気付きました。

職員はトイレのドアを開けてあげられましたが、体験者側としてはもどかしく、不安な気持ちを持ったとの事です。
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