こんにちは！

埼玉県上尾市にある認知症対応型グループホーム　みんなの家上尾瓦葺です。

みんなの家上尾瓦葺では、身体拘束委員会と虐待防止委員会という勉強会のようなものを毎月開催しています。

『どういった状態が拘束に該当するのか、また日常的に無意識にでも拘束をしていないか』

『どうしたら虐待を防止できるのか』等といったことを振り返ることで、ケアスタッフ全体の拘束・虐待への意識が高まります(^^)

今月は身体拘束委員会を開催しましたが、話し合いだけでなく実際に諸々を体験してみました。

今回は入居者様のお写真は殆どありませんが、「スタッフはこんなこともしています♪」というご報告をさせていただこうと思います(*^^*)

スタッフＨは実際に車椅子の入居者様が過ごされているホールの席へ車椅子を進めました。

足先でちょこちょこと行き先を修正してテーブルの間を進んでいましたが、

これがご高齢の方にできるのかは疑問が残るところです。

（普段こちらのお席に座られている入居者様にはお手伝いさせていただいています）

「やっぱり狭いわねぇ。大変。」「後ろの椅子にぶつかっちゃった！」

車椅子の操作もさることながら、『後ろを向いた姿勢を保持する』のもなかなか大変なようでした。

なんとか苦労して席に着くことができ「できたー！」と喜んでいたスタッフＨですが…。

ホーム長「だから失語症だっては！」

ふたつめの指導が飛んできました…(-_-)

スタッフＳは入居者様のお部屋へお邪魔し、移乗を試みました、が。

「あー！この柵の向きじゃベッドに移れませんて！どこも掴めない！」

こちらのお部屋の入居者様は独歩ですが、車椅子の方にとっては柵の位置が不適切であることに気づきませんでした。

無理をしてベッドに移ろうとすると本当に尻もちを付きそうだったため移乗を断念し、車椅子に戻らざるを得ませんでした。

ホーム長「だーかーら喋るなって言ってんでしょうが！！！」

１階ケアリーダーのＳも勿論参加しましたが…。

長い脚で力強く車椅子を自操できてしまうため、苦労することができませんでした(￣▽￣;)

「そうじゃないでしょ？」「なんか違う。」

と非難轟々でしたが、男性だったらこういうケースもあるよね…ということで終わる直前。

漕ぎだした慣性に任せて両足を上げ、すいー…っと進むリーダーＳの姿が！！

「ズルい！卑怯ですよ！あれはナシです！！」

リーダー曰く「みんなからいい意見が出たから自分はいいかなって思った。」とのこと。

新しい発見をたくさん得られた問題児チームなのでした(;^_^A