こんにちは。

グループホームみんなの家・与野鈴谷では、9月2日に水防避難訓練を実施しました。

施設の裏を流れる鴻沼川が増水し溢れ、施設建物に浸水する想定での避難訓練です。

実は昨年度、やはり9月初旬に水防避難訓練を実施し、その後台風19号に見舞われ、実際に避難を行ったという経験があります。

昨年度の訓練では、利用者様方を効率よく3階へ誘導し、必要な物資がどこにあってスピーディに集められるかの確認として借り物競争的に物資確認を行うということをしました。

しかしながら、実際の避難で重要だったのは、少し視点の違うことでした。

なので、今年は、その視点を取り入れた訓練を行いました。

火災避難訓練を含め、レクのための移動など、はっきり言って利用者様方の誘導は日常的にスピーディに行えています。

また、水の浸水の程度は、川の増水が始まった時点から確認しながら動けるので、実は溢れるまでの時間的な余裕はありました。

つまり、物資を運ぶにしてもそれほど急ぐ必要がなかったのです。

最も重要なことは、普段9名が過ごされている１フロアで27名の利用者様方が日常生活動作を行わなければならないという点です。

「食事」「トイレ」「環境の変化」が大きな課題です。

今回はその3点に焦点を当て、職員が実際にどう動くべきかを確認する訓練を行いました。

10時半頃より誘導を開始し、利用者の皆様にはいかにいつもと変わらない雰囲気を提供しつつ、3階で全員で昼食を召し上がっていただき（職員は全員分を用意し）、食後の口腔ケアとトイレを済ませて、各フロアに戻るという流れでした。

＊テーブルの並べ方や座っていただく配置などを確認できました。

＊食事の準備の無駄がどこにあるのかがわかりました。

＊トイレの数が人数比率からすると少なくなるので、お待たせしてしまうことは避けられませんでした。

＊けれども、訓練とわかった上で、利用者様のほとんどの方は協力的で、順番を待ってくださいました。

＊中には、やはり、いつもと違うので不安になってしまわれる利用者様もおいででした。

＊逆に、いつもと違い、他の階の方と一緒にご飯が食べられて嬉しい、楽しいと喜ばれている利用者様も何人もおいででした。

＊職員は、このようなときは人手が欲しいところですが、実際の台風のような状況ではかえって人手が不足するので、その大変さを実感（実践）できました。

＊職員は指示系統を確保したうえで協力し合って動くことが必要不可欠だと感じました。

梅雨の時期からすでに豪雨災害が起こっています。

そして今、台風の時期に突入しています。

願わくば、そのような事態にならないことを望みますが、覚悟はしています。

命が最優先です。

＊ご連絡＊

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しばらくの間、ご家族の皆様には寂しく感じられることと思いますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

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